神様って優しいってよく聞くけど、
私はたまに、すごく厳しいなと感じることがある。
その厳しさの奥には、
厳格さや神聖さ、無欲さがあって、
ただそこに在るというだけの感覚。
でも、時としてそれは
怖さや気難しさにも似た感覚として感じられることがある。
日本古来の神様って、
良いこともするし、悪いこともする。
それは、神が大自然そのものだからなんだよね。
自然は、優しさも、厳しさも、どちらも同じように持っている。
最近ようやく、その感覚を頭ではなく、
腹の底で感じるようになってきた。
「ああ、そうか」って、腑に落ちた瞬間があったんだ。
そうやって感じられるようになった今、
あらためて、日本人として生まれたことに感謝している。
一神教が当たり前のこの世界の中で、
日本の多神的な世界観は、
いまこそ意味を持っている気がする。
静かに、でも確かに、そんなことを感じていた最近のわたしです。